立体マスク初着用

 

この話は新型コロナウイルスが発生しまだ感染予防対策やマスクの着用が義務される少し前の話

 

 

 

私の名前はあおの。普通の学校に通うjkだ。

私はマスクのするのが苦手だった。インフルエンザが流行ったときも基本的にはつけなかった。口や鼻が覆われ、あの息が詰まるような密着感とても好きにはなれなかった。

特に立体タイプのマスクは、つけている人のを見るとよくあんなダサいのつけてられるなって思っていたほどだ。

 


ある日のこと学校を出かける支度をしてるとき

お母さん「コロナが流行ってるんだからマスクをしなさい」

と言われ不織布のプリーツマスクを渡された

私「えぇー、苦しいからやだよ〜」

私はすごく嫌な顔をしながら受け取りポケットに入れ支度をした

コロナのニュースを見ながら朝食を食べ制服に着替えゆっくりしていたら

お母さん「もう6時30だよ、早く行かなくていいの?」

いつも出発する時間になっていた

私「は〜い」

私は急いでカバンを持ち玄関で靴を履いた

お母さん「マスクは忘れずに持った?」

私「持ったもった」

そう言って私は駆け足で学校へ向かった

 


行く途中友達のふみちゃんとあった

私「おはよ〜」

ふみ「おはよ、今日も走って元気だね」

ふみちゃんは振り返りながら言った

私「ふみちゃんマスクしてるじゃん」

学校では8割くらいの人がマスクを着用しているがふみちゃんも私と同じでマスクをしてなかった

ふみ「流行ってきてるからママにマスクしていきなさい」

ってプリーツのマスクを動かしながら言われた 

ふみちゃんもついにマスクデビューかと思いながら登校した

 


学校に着きいつもと変わらずに談笑していた

ガラガラっと扉をあけ先生が入ってきた

先生「みんなおはよう、ホームルーム始めるから席について」

談笑をやめ、私は席についた

みんなも席に付き静かになった

先生「皆さん、おはようございます」

みんな「おはようございます」

先生「最近コロナウイルスが流行ってきており感染予防対策として学校では基本的にはマスクを着用して生活するようにと方針が決まりました」

マスクをつけてない人からは

「えぇー」

と批判する人もいたがポケットやカバンからマスクを出し着用し始めました

私もポケットに手に入れてマスクを探したが

あれれ?ポケットにいれたはずのマスクがない

急いでカバンの中などを探しているけど見当たらない

先生「あおのさんマスクはありますか?」

と言われ周りを見渡すと私以外プリーツマスクをして全員私の方を見て待っていた

私「すみません、マスクポケットに入れたと思ったら入ってなくて持ってないです」

先生「マスクない人は学校から支給するのであおのさん前へ取りに来てください」

私は席を立ち先生の方へ向かった

先生は教卓から超立体と書かれたピンク色の箱を取り出しペリペリと箱を開けた

先生「はい、どうぞ」

私「ありがとうございます」

私は半分に折られたマスクをもらった

私は思ってた形のマスクとは違ったので

私「先生このマスク変じゃないですか?」

って質問したら

先生「普通のマスクですよ、早く席に戻りなさい」

と言われ納得しないまま席に戻った

席に座りマスクをつけようとするとあれどうやってこれつけるんだって思っていると隣の男子のしおんくんが

しおん「紐のところめくって剥がすんだよ」

そう言われなると

なるほどと思いながら剥がしてマスクを広げた

やっぱり変な形だなって思いながら

鼻にマスクを当て耳にマスクの紐をかけた

先生「全員マスクをつけれましたね?感染予防対策のため外さずに鼻までしっかりするようにしましょう」

みんな「はーい」

ホームルームがその後も進んでいると

しおん「それマスク上下逆じゃないか?」

私「そうなの??」

私は急いでマスクを外し確認した

上下逆さでつけていたが私は超立体マスクをつけたことがなかったので逆さだと知らずにつけていた

私「逆だった?教えてくれてありがとう」

私は恥ずかしそうに顔を赤めながら急いでつけ直した

立体マスクを正しくつけるとすごい密着感

ウイルスからも守ってくれるような安心感があった

この密着感が今までは嫌いだったがなんだか好きになってきていた

 


ホームルームが終わり1限の始まる準備をふみちゃんと雑談しながら準備していると

ふみ「なんかそのマスク変わった形してるね」

私「だよね?やっぱ変な形だよね?」

ふみ「あおのちゃんだけ形違くてなんか良いね」

私は周りを見渡した

みんなはプリーツタイプのマスクをしているが私だけ立体タイプのマスクをしているので一人だけ浮いている気持ちになった

しおん「あおののマスク鳥のくちばしみたいだな」

しおんは笑いながら言った

私「このマスク恥ずかしいんだからそんなこと言わないで」

私は顔を隠しながら言い返した

 

 

 

あとがき

始めてこういうのを書いてみてうまくかけているかわかりませんが最後まで読んでくださりありがとうございます。

書き始めると色々と妄想がふくらみもっと書きたいってなりました

マスクフェチになった人はコロナで増えたと思います。マスクフェチの方は感想とか聞かせてもらえると嬉しいです

 

最後に今回の話でできたマスクの紹介